SVBONY SV405CC レビュー (3) ファーストライト

前回の記事に引き続き、SV405CCのレビュー連載第3弾となります。本当であれば、ゲインやリードノイズの確認を済ませてから、最適な撮像条件で撮影したかったのですが、先にファーストライトの機会が訪れましたので、暫定の撮影条件でファーストライトを行いました。ドライバは6/13に入手したバージョンを使用しています。鏡筒はRedCat 51 II, 並列同架したRedCat 51 + ASI294MCと合わせて、さらに2パネルをモザイクしました。

まずは、SV405CCとASI294MCで同じ位置を撮影した画像を比較してみます。撮影条件は次の通りです。

CameraSVBONY SV405CCZWO ASI294MC
OpticsWilliam Optics RedCat 51 IIWilliam Optics RedCat 51
Corrector
FilterSVBONY UV-IR CutZWO UV-IR Cut
Focal length250 mm250 mm
F stopF4.9F4.9
Gain0120
Offset205
Binning1×11×1
Sensor temp.0℃0℃
ExposureRGB: 38 * 120 s (panel 1), 43 * 120 s (panel 2)RGB: 23 * 120 s (panel 1), 35 * 120 s (panel 2)
Date20-Jun. 2022 21:02-20-Jun. 2022 21:02-
MountCelestron Advanced VXCelestron Advanced VX
Guiding130 mm guide scope, QHY5L-IIM, PHD2130 mm guide scope, QHY5L-IIM, PHD2
SoftwarePixInsight, Photoshop CCPixInsight, Photoshop CC
撮影条件
スタック済の画像(panel 1) 左: SV405CC, 右: ASI294MC

サドルの周辺にハロが見られるのは、薄雲の通過で発生したものです。ぱっと見、目立っておかしい点はなく、両者ほぼ同等の写りに見えます。カラーバランスが若干違うようですが、このレベルであれば画像処理でなんとかできそうです。懸念のアンプグローもダーク減算できっちり消えたようです。一安心。

次に拡大でノイズ感を見てみます。

上記の拡大 左: SV405CC, 右: ASI294MC

SV405CCの方は星像が大きくなってしまっています。おそらくピントを外してしまったのだと思います。強いストレッチをしていますが、淡いところの写りはSV405CCのほうが若干悪いようにみえます。ゲインの設定が異なってしまっているので詳しい比較は難しそうです。詳細な比較は、コンパラな条件で比較撮影ができるようになってから再度行いたいと思います。

最後に仕上げた写真です。

せっかく同じ光学系、同じセンサのカメラ、同一のタイミングで撮影した画像なので、本当であれば詳細な比較をしてみたかったですが、撮影条件やピントをはずすなどのトラブルで難しくなってしまいました。改めて条件をそろえてトライしたいと思います。

“SVBONY SV405CC レビュー (3) ファーストライト” への5件の返信

  1. hauh さん

    初めまして。
    自分は、天体写真を初めて約1年半の初心者です。
    今月、初めて冷却カメラを購入したうちの1台がこの
    SVBONYのものでした。

    ただでさえ初心者なのに、これまで普通のデジカメで
    撮影してきた自分にとって、冷却カメラは難しく
    今でもオフセット?ビニング??の状態です(笑)

    また、購入したことを機にこのカメラを制御?するNINAの勉強を始めましたが、冷却機能を使わずこのカメラを使用し、やっとプレートソルブが成功したレベル。

    しかもNINAを使っての撮影方法はこれからお勉強

    梅雨も明け、これから本格的に使っていきたいのに
    この調子だと使えるようになるのは、3年後?

    せっかくのhauhさんの説明もちんぷんかんぷん(申し訳ございません)ではあるものの撮影結果を見て、ヤル気満々

    本格撮影が出来る目標を年内に修正したいと思います。

    ありがとうございました。

    1. たーさん、コメントありがとうございます。

      初めての冷却CMOSなのですね。撮影の設定については、まずは何も考えずに、「ゲイン120, オフセット20, ビニング1×1」で使っておくのが無難と思います。冷却については、能力の限界まで冷やすと消費電力も増えますし、センサの結露が起きる可能性もあるので、「外気温-10゚C」を目安に冷却されると良いと思います。
      私もN.I.N.A.の勉強をしているところなので、近いうちに記事を書こうと思います。

      1. hauh さん

        アドバイスありがとうございます。

        今夜、晴れそうなので、早く帰宅して、教えて頂いた設定でやってみます。

        最近は曇りの日が多く、やっとプレートソルブまで成功したレベルなので、SV405は一度も冷却せずに使用してました。

        もし差支えなければ教えて(アドバイス?)頂きたいのですが…

        冷却機能を使わずに北アメリカ星雲を撮影してみました。

        二分以上の露出で、形はしっかりと判明出来るのですが、色が紫であったり、緑っぽかったり…
        (今はまだ遠征せず、自宅前からQBPフィルターを使用)

        一分の露出だと影も形もありません。

        冷却すれば改善される?

        今日、試してみますが、これまで、普通のデジカメを使っていた自分からすると、60秒ぐらいで何枚も撮影してステライメージさんにお任せした方がいいのか…

        まだまだ手探り状態です。

        また自分も進捗あれば、ご報告させて頂きます。

  2. hauhさん

    改めて、たーです。

    先週末、初めて冷却機能をONにして、試行錯誤の中で撮影をしてみました。
    今回は、SharpcapのライブスタックでM31を玄関前の住宅の隙間から…

    すると、千葉の光害が酷い場所にも関わらず、しっかり写りました!!

    昨年、九十九里へ遠征し一丸カメラで撮影したM31は
    画像処理してもモクモク感が出ず(画像処理のスキル不足が多いとは思います)諦めてましたが、今回は初心者としては
    大満足な結果。

    でも、写真の端が全ての写真で流れるのが気になってしまいますが、トリミングで無視しちゃえ!と言うほど、嬉しかったです。

    色々ご教示頂き、ありがとうございます。

    1. たーさん、お返事が遅くなりました。

      初めて天体が写ったときは私も天体写真をやっている中で一番楽しかったのをよく覚えています。
      収差については鏡筒がわかりませんが、フラットナーやコレクターを導入すればよくなるはずです。
      ぜひいろいろ試してみてください。

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