天文ガイド2023年6月号にて画像を掲載いただきました

5/2発売の天文ガイド2023年6月号にて、2/22にチリで起きた木星食(正しくは掩蔽なんでしょうが・・・)の画像を掲載いただきました。今回は観測写真の部での入選となります。
日本からは観測不可能な現象でしたが、偶然我々が利用しているリモート観測所で観測できました。日本から観測できない現象を観測できたこと、一定の時刻ごとに画像を並べることで、月と木星の相対的な動きを表現できた点について、一定の評価をいただけたものと考えております。

掲載いただいた画像

星沼会でのレビュー

応募に当たっては、「木星と月の動きを相対的に表現したい」ということを念頭に置いていました。当初作成したのは、下図のようなものです。

星沼会のみなさんへレビューをお願いしたところ、様々な意見が寄せられました。

  1. 何を表現したいのかよくわからない
  2. 木星が白飛びしている
  3. 潜入だけでなく出現も入れてはどうか

この中でも重要なのは1.で、「観測写真」である以上、その写真から得られる成果は何か?が一目で見て伝わる必要がある、というものです。これはまったくその通りだなと考え、修正したものが先ほどの画像です。やはりどこかで発表するものは、様々な人の目を通し、意見をもらう、時には議論することが重要であるという、当たり前のことを改めて感じた一枚となりました。

この画像は星沼会のまちょさんが所有する機材をお借りして撮影したものです。この場を借りてお礼申し上げます。チリリモート観測所での機材立ち上げを行ってくださったEduardoさん、Carlosさん、観測所の所有者であるObstech社、議論にお付き合いいただいた星沼会のみなさんにもお礼申し上げます。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です