【遠征記録】2022/2/23,25 @はやま湖
目次
概要
2月は撮影対象に悩む時期です。前半であればおおいぬ座より東側では冬の名残を追いかけられますが、後半ともなると薄明終了時点で南中過ぎているため、まともな撮影は難しいです。一方おおぐま座やりょうけん座、しし座といった春の銀河まつりのスターターは薄明終了時点である程度の高度に達するため、今回は銀河まつり一本に絞っています。来月からはいよいよ夏の天の川シーズンです。午前1時頃にいそいそと鏡筒を長焦点反射から短焦点屈折に載せ替えるイベントが発生する時期となります。
日付 | 2022/2/23 | |
同行者 | – | |
撮影対象1 | 対象名 | M 81, M 82 |
鏡筒 | BKP130 | |
カメラ | ASI071MC | |
撮影対象2 | 対象名 | M 106 |
鏡筒 | R200SS | |
カメラ | ASI294MM | |
時刻 | 撮影開始 | 18:49 |
撮影終了 | 23:31 | |
鏡筒温度 [℃] | 撮影開始時 | -1.5 ℃ |
撮影終了時 | -3.4 ℃ | |
湿度 (%RH) | 撮影開始時 | N/A |
撮影終了時 | N/A | |
撮影地 | 名称 | はやま湖 |
SQM [mag./arcsec^2] | 21.8 (Light pollution map) | |
地面の状態 | 一部積雪・凍結あり | |
結露 | 降霜、低度 | |
風力階級 | 0-2程度 | |
雲の様子 | 18時前後 | 雲量1程度 透明度高し |
21時前後 | 雲量1程度 透明度高し | |
23時前後 | 雲量1程度 透明度高し | |
観測した流星 | なし |
日付 | 2022/2/25 | |
同行者 | だいこもん | |
撮影対象1 | 対象名 | M 65, M 66, NGC3628 |
鏡筒 | BKP130 | |
カメラ | ASI071MC | |
撮影対象2 | 対象名 | M 51 |
鏡筒 | R200SS | |
カメラ | ASI294MM | |
時刻 | 撮影開始 | 20:15 |
撮影終了 | 26:48 | |
鏡筒温度 [℃] | 撮影開始時 | 1.7 ℃ |
撮影終了時 | 0.3 ℃ | |
湿度 (%RH) | 撮影開始時 | N/A |
撮影終了時 | N/A | |
撮影地 | 名称 | はやま湖 |
SQM [mag./arcsec^2] | 21.8 (Light pollution map) | |
地面の状態 | 乾燥 | |
結露 | 降霜、低度 | |
風力階級 | 0-2程度 | |
雲の様子 | 20時前後 | 雲量5程度 北側・南側を雲が通過し続ける |
23時前後 | 雲量1程度 透明度高し | |
26時前後 | 雲量3程度 20時前後と同様の雲が増えてきた | |
観測した流星 | なし |
- 結露、降霜の定義
- 低度: プラスチックの表面、自動車のボディ天面がわずかに湿る、または霜の付着を確認できる
- 中度: プラスチックの表面、自動車のボディ天面、フロントガラスがはっきり湿る、または霜で覆われる
- 高度: 中度に加え、金属の表面(鏡筒など)、自動車のサイドガラスがわずかに湿る、または霜の付着を確認できる 屈折望遠鏡やカメラレンズの前玉がわずかに湿る
- 重度: 高度に加え、反射望遠鏡の斜鏡や主鏡、屈折望遠鏡やカメラレンズの前玉がはっきり湿る
天気図・雲観測データ
出典: 気象庁ホームページ
特記事項
- 雲の通過はあったものの、撮影できる程度であり、風も弱く、気温も低すぎず良い条件であった。
- ASI071MCでの撮影は、23日はUV/IRカットフィルタ無しで行ったが、写野中央に円形の輝度むらができてしまった。UV/IRカットフィルタの挿入で出なくなったため、おそらく近紫外/近赤外領域の迷光によるものと推察される。
- ASI294MMでの撮影は、オフアキシスガイドを行った。ガイドエラーが起きなくなったのは非常に好ましいが、プリズムによる迷光が出る点は完全に見落としていた点であった。