風速・気圧・湿度計を買いました

遠征記録シリーズでは、撮影中に起きた出来事や天気図、雲観測データなどをまとめています。温度や湿度のロギングデータを追加したいと常々思っていたのですが、安価で目的に合致するものが見つけられずにいました。今回探してみたところ、風速・気圧・湿度の計測が可能で、USB経由でPCにロギングできるものを見つけましたので、購入してみました。

外観

Amazonで売っている安価な製品にありがちな外観です。

外観

底部にはUNC 1/4のねじ穴が開いており、三脚に取り付けて使用が可能です。

底部

USBロギングを試す

付属のソフトをインストールして、USBロギングを試してみます。ドライバをインストールしない状態では認識しませんでしたが、付属のドライバをインストールしたところ正常に認識しました。USB-シリアルドライバにSilicon LabsのCP210xを使用しているようなので、インストールしてあれば新たにインストールする必要はないと思います。

ソフトのUIはシンプルで直感的です。必要にして十分です。サンプリング周期は最短で0.5 sとなっていました。2時間程度ロギングを続けましたが、途中で終了することもなくロギングができました。

ロギングソフト

得られたデータはExcel形式でエクスポートが可能です。エクスポートしたデータをグラフに加工してみました。

ロギングデータをプロットしてみる

参考までに、プロットに使用したコードを書いておきます。

#plot logging data 

import pandas as pd
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
from matplotlib import dates as mdates

df = pd.read_excel('hoge.xls', index_col=0)

df['Time'] = pd.to_datetime(df['Time'])

a_df = df.values
a_df_crop = np.delete(a_df,(2,4,6),1)
print(a_df_crop)

fig, ax1 = plt.subplots()
fig.subplots_adjust(right=0.75)
ax1.plot(a_df_crop[:,0],a_df_crop[:,1], "r-")
ax1.set_ylabel("Wind speed [m/s]")
ax1.yaxis.label.set_color("r")
ax1.set_ylim([0,5])

ax2 = ax1.twinx()
ax3 = ax1.twinx()

ax2.plot(a_df_crop[:,0],a_df_crop[:,3], "c-")
ax2.set_ylabel("Temp. [deg.C]")
ax2.yaxis.label.set_color("c")
ax2.set_ylim([20,40])

ax3.plot(a_df_crop[:,0],a_df_crop[:,2], "b-")
ax3.set_ylabel("Humidity [%RH]")
ax3.yaxis.label.set_color("b")
ax3.set_ylim([0,100])
ax3.spines['right'].set_position(('axes', 1.18))

plt.gca().xaxis.set_major_formatter(mdates.DateFormatter('%H:%M'))
plt.show()

今後の遠征記録では、これを使って取得したロギングデータをプロットしてみたいと思います。遠征中の結露や天気の変化に関する知見が得られることを期待しています。

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