ASI294MM First Light
はじめに
私がASI174MMのファーストライト記事を書いてちょうど半年。決して悪いカメラではないのですが・・・
やっぱりDSOには小さすぎるセンササイズと、再現性のないアンプグローに堪え切れず・・・
着弾。
というわけで、ノイズ解析やらオフセットの決定やらはやっているのですがすっ飛ばして、ASI294MMの試用をしてきました結果です。
事前テスト
事前テストとして、ノーフィルターでテスト撮影を行いました。
Optics | Vixen R200SS |
Corrector | Corrector PH |
Filter | – |
Focal length | 760 mm |
F stop | F3.8 |
Camera | ZWO ASI294MM |
Gain | 120 |
Offset | 5 |
Binning | 1×1 |
Sensor temp. | 10℃ |
Exposure | 9 * 15 s |
Date | 17-Oct. 2021 21:40- |
Mount | SkyWatcher EQ6-R |
Guiding | 130 mm guide scope, QHY5L-IIM, PHD2 |
Software | PixInsight, Photoshop |
・・・はい。2分とは思えないディテール、ノイズを感じさせないバックグラウンド。明るい対象とはいえ、素晴らしい写りです。特にホットピクセルがダーク減算でほぼ完全に消えたのにはびっくりしました。
ファーストライト
記念すべきファーストライトは普段とは異なる場所で行いました。Light pollution mapによるとSQM20.5とのことで、普段撮影しているエリア(SQM21.8-9あたり)に比べると大変に明るい空でした。月の出も間近なことから、Hαの撮像テストも兼ねて、のんびり行いました。久々の気楽な撮影で楽しいひと時でした。
さらに、オフアキシスガイドを試すべく、だいこもんさんからオフアキシスガイダーをお借りして、そのテストも同時に行いました。
ちなみにだいこもんさんは隣でε-200の光軸確認をしていました。フルサイズでも周辺まできれいな星像だったのが印象的です。
早速結果です。やはりナローバンドはモノクロ冷却で撮らないとだめですね。こんなカメラで何十時間も露光すれば、皆さんの傑作に少しは追いつけるでしょうか。
Optics | Vixen R200SS |
Corrector | Corrector PH |
Filter | SVBONY Hα 7 nm |
Focal length | 760 mm |
F stop | F3.8 |
Camera | ZWO ASI294MM |
Gain | 120 |
Offset | 5 |
Binning | 2×2 |
Sensor temp. | 0℃ |
Exposure | 24 * 240 s |
Date | 26-Oct. 2021 20:12- |
Mount | SkyWatcher EQ6-R |
Guiding | ZWO Off-Axis Guider, QHY5III174M, PHD2 |
Software | PixInsight |
これからの季節に否応なく期待が高まります。
この記事で前処理の際に丹羽さんのASI294MMで生データを触っていたので、素晴らしいカメラであることはわかっていましたが、期待以上でした。
書きたいことは山ほどあるのですがまとまりませんのでゆっくり書きます。以上速報でした。
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