2021年の写真まとめ
天リフさんの『天リフ超会議年末版「僕の・私の2021年振り返り+大忘年会」』にて発表を行いました。去年の記事に引き続き、今年も撮影した画像のまとめを作りました。今年も、印象に残った出来事を記載していきます。
目次
QHY5III174Mの導入
今年はモノクロカメラに手を出した一年でした。ある程度のセンサーサイズがあって安価な、QHY5III174Mを導入しました。NGC4725やナローバンドのM8などを、このカメラで撮影しました。ただやはり、非冷却だと再現性のないアンプグローが問題となり、最近では使用していません。
このNGC 4725は結構お気に入りです。
こちらが実質的なラストライトとなりました。
星沼会の発足
もう長い付き合いとなるだいこもんさん。初めて神割崎でお会いした夜から、もうすぐ3年となります。そんなだいこもんさんの人脈で「星沼会」というチームを立ち上げたのが今年夏の出来事です。発足以来、共同撮影を2回、ほぼ毎月一回定例のオンライン会議を行い、毎回熱い議論を交わしています。
ASI294MMの導入
上記の通り、QHY5III174Mでの撮影にはすぐに限界を感じました。やはりアンプグローが強敵でした。フィルターホイールの電動化まで手を出したのに、結局使わずじまいとなってしまいました。同時期に作製したフォーカサーはいまだ現役で大活躍しているので、よしとしましょう。
294MMに変えて以来、画像のクオリティが何段階も上がりました。一度味わったらもうダメですね。
SHOナローバンドに挑戦
今年はモノクロの年。ということはナローバンドの年。憧れのSHOナローバンドに手を出し始めました。QHY5III174MでDSOのSHOナローバンドを撮影した例は世界でも僅少でしょう。下のM8なんかは、うまく撮れた方かと思っています。ただ、憧れの「蒼いバラ」は、きれいな色になりませんでした。この辺は今後の研究課題ですね。
最後に
今年も一年間、星沼会の皆さんをはじめ、様々な方にお世話になりました。イベントの機会を与えていただき、時々私のブログをピックアップをしてくださる天文リフレクションズさんほか、Twitter上で交流してくださるすべての皆様にお礼を申し上げます。